予防接種を受ける前にお知らせや問診票をよく読み、必要性や副反応についてよく理解しましょう。気にかかることや、よくわからないことがあれば、予防接種を受ける前に看護師や医師に質問しましょう。
予防接種は診療時間内ならば接種可能ですが(予約をお願いします)、水曜日午後と土曜日午後は時間指定の予約があります。土曜日午後は予防接種優先外来(予約制)を設けており、14時~16時の時間帯は小児予防接種予約の方が優先となります。土曜日午後は待ち時間が比較的少ないのでご利用ください。水曜日午後(15時30分~・16時30分~・17時30分~)・土曜日午後(14時~・15時~)の時間指定の枠があります。接種後は体調の変化がないか観察するため、30分間院内で待機をお願い致します。
また、保育園などの入所時健診も行っていますのでご利用ください。
以下の予防接種を実施しております。
※越谷市在住で対象年齢に該当する場合は無料で受けられます。
※なるべく電話での予約をお願いします。母子手帳は必ず持参をお願いします。
※2020年10月1日よりロタウイルスワクチンは定期予防接種となります。当院では原則ロタテック(3回接種)となります。ロタリックス(2回接種)を希望されるときは必ず予約をお願いします。
※接種費用は自己負担となります。
※予防接種は予約となっております。ご希望の方はお電話にてご予約ください。
※予防接種のスケジュールはこちらを参考にしてください。
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/vaccine_schedule.pdf
(とくに鶏卵、鶏肉、ゼラチン、メチロサール、抗生物質などワクチン関連成分)
注射部位が、赤くなったり、はれたり、痛んだりすることがありますが、通常2~3日のうちに治ります。また、軽度の発熱やだるさ、寒気などがある場合もありますが、通常2~3日で治ります。また、非常にまれですが、ショックや蕁麻疹、呼吸困難などのアナフィラキシー症状が現れることがあります。
生ワクチン(麻疹、風疹、ポリオなど)の場合、軽い感染症状がでることがあります。
予防接種の副反応の有無を確認するため、接種後30分、院内で経過観察が必要です。
変わったことがございましたらスタッフまでお申し出ください。
当日はいつも通りの生活を送り、激しい運動は控えてください。
入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることは避けてください。
ワクチンには生ワクチンと不活性化ワクチンがあります。
生ワクチンから生ワクチン、または不活性化ワクチン間では4週間以上、不活性化ワクチンから生ワクチン、または不活性化ワクチンまでは1週間以上の間隔が必要です。
肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる身近な菌です。普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や免疫力が落ちたときなどに、いつもは菌がいないところに入り込んで、いろいろな病気(感染症)を引き起こします。ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。肺炎球菌による化膿性髄膜炎は、約20%が予後不良とされています。肺炎球菌感染症に罹患するのは1歳から2歳までの子どもに多く、それ以降は年齢とともに少なくなっていきますが、5歳までは罹患の危険性があります。
肺炎球菌による髄膜炎は約半数が0歳代でかかり、それ以降は年齢と共に少なくなりますが、5歳くらいまでは危険年齢です。(5歳を過ぎての発症もあります)
2ヶ月になったらなるべく早く接種しましょう。※接種回数は初めて接種する月齢によって異なります。生後2ヶ月以上7ヶ月未満(4回接種)が標準スケジュールとなります。
接種回数 | 接種間隔 |
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4回 | 初回免疫:27日以上の間隔で3回接種 ※3回目接種については生後12ヵ月になる前までに完了する 追加免疫:60日以上間隔をあけて生後12カ月から15カ月の間に追加免疫を1回接種する |
接種回数 | 接種間隔 |
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3回 | 初回免疫:27日以上の間隔で2回接種 ※初回2回目の接種は生後13ヵ月に至るまでに接種する 追加免疫:60日以上間隔をあけて生後12カ月に達したら追加免疫を1回接種する |
接種回数 | 接種間隔 |
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2回 | 初回免疫を1回接種し、60日以上間隔をあけて追加免疫を1回接種する |
接種回数 | 接種間隔 |
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1回 | 1回だけ接種する |
水痘は、水痘-帯状疱疹ウイルスの初感染によって引き起こされる感染症です。感染力が強く、周囲のたくさんの人にうつしてしまい、保育園、幼稚園では流行します。潜伏期間は感染から2週間程度と⾔われています。症状は痒みを伴い、赤い水疱が全身に出ます。頭の中にも出るのが特徴です。発熱は必ずしも伴いません。発疹出現のピークは2~3日でその後は次第に乾いて黒っぽいかさぶたになります。平均して1週間くらいで治ります。水疱が全部かさぶたになるまでは、感染力があるため、幼稚園や学校には行ってはいけません。平均して1週間ぐらいかかります。学校感染症第2類に分類されていますので、お休みしても出席扱いになります。また、水痘にかかったあとも、ウイルスは一生涯体の中にひそんでいて、ときどき免疫が低下した時に帯状疱疹を発症させます。水痘のワクチンは1回の接種で80%前後の予防効果があるとされ、水痘に対する免疫を引き起こす作用が比較的高いのですが、それでも水痘ワクチン接種者の20~30%が水痘に罹患してしまうため、2回接種が望ましいです。
このウイルスはヒトの肝臓に慢性持続性感染を起こし、その内10%~15%が慢性肝炎、肝硬変、肝細胞癌を発症します。非常に感染力が強いウイルスで、血液あるいは血液成分との直接の接触、「輸血」「入れ墨」「ピアス」「針刺し事故」などが感染経路として推定されています。ワクチン接種による効果は子供の方が高いので、お早めに予防接種を受けて下さい。できれば生後2か月から接種がおすすめです。4週間隔で2回、初回接種より20~24週あけて3回目の接種を受けましょう。集団生活に入る前に接種することをおすすめします。
世界では179の国と地域(70%以上)で出生児の全員にB型肝炎ワクチンを3回接種しています。日本では2016年10月より定期予防接種となりました。
ロタウイルスは嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)を引き起こすウイルスの一つです。乳幼児の冬の急性下痢症の最も主要な原因がロタウイルスによる感染症です。生後6ヶ月から2歳の乳幼児に多くみられ、5歳までにほとんどの小児が経験します。残念ながらロタウイルスに直接効くお薬はないので、自然によくなるのを吐き気止めや整腸剤を使いながら待つだけですが、時々脱水症状が強くなり入院となります。また、まれに脳炎や脳症を引き起こすこともあります。ロタウイルスワクチンの接種(内服)により約80~90%予防することができると言われています。
ロタウイルスワクチンは、経口生ワクチンで、現在2つの製品があり、接種回数等が異なります。どちらか一方のワクチンのみで規定の回数の接種を完了していただく必要があります。
接種対象 | 接種回数 | 接種量 |
---|---|---|
生後6週~24週 | 2回 (4週以上の間隔で) | 1.5ml経口接種 |
ロタリックスは生後6週から24週の間に2回内服し、ロタテックは生後6週から32週の間に3回内服します。どちらのワクチンも、初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されています。当院ではロタテック(3回接種)を接種しています(要予約)。途中で接種するワクチンの変更はできません。ロタウイルスワクチンは、飲むワクチンです。当日接種前後30分は、授乳をお控えください。
日本人の成人の多くの方に帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜んでいて、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。帯状疱疹ワクチンは従来型の水痘ワクチン(生ワクチン)と新しく認可されたシングリックス(不活化ワクチン)があります。2022年9月より帯状疱疹専用ワクチン(シングリックス)が当院で接種可能になりました。シングリックスは2か月後に(遅くとも6か月までに)で2回接種が必要ですが、予防効果が90%以上と高く、効果の持続も10年程度見込まれます。対象年齢は50歳以上となります。このワクチンは完全予約制になるため、受付または電話にて予約をお願いします。
接種費用は一回20000円になります。
接種対象 | 接種回数 | 接種量 |
---|---|---|
50歳以上 | 2回 (2ヵ月あけて) | 0.5ml 筋肉注射 |
肺炎球菌は、鼻やのどにいる身近な菌です。普段はおとなしくしていますが、体力や免疫力が落ちたときなどに、いつもは菌がいないところに入り込んで、いろいろな病気(感染症)を引き起こします。肺炎球菌は約90種類に分類され、その中でも成人・高齢者で病気を引き起こしやすい23種類の菌の成分を含んだものが成人用肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)です。肺炎球菌による肺炎は、成人の肺炎の25~40%を占め、特に高齢者では、肺炎球菌が肺炎の原因菌の第1位を占めています。当院では、これらの病気を予防するために肺炎球菌ワクチンを接種することをおすすめしています。
65歳~66歳の誕生日の前日まで
(1)接種日に65歳の方で初めて接種する方
65歳の対象の方へは、誕生月の翌月上旬に越谷市より個別送付します。
(2)接種日に60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の 機能に障がいを有し、身体障害者手帳1級を所持している方、またはそれと同等の障がいを有し医師の診断書のある方で、初めて接種する方
対象の方で、接種をご希望の場合は、「高齢者肺炎球菌予防接種予診票」が必要となります。予診票がない場合は、接種前に越谷市健康づくり推進課へ申請してください。制度の対象外の方が接種する場合は任意接種となります。
1回
3000円
高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の説明書をよくお読みになり、接種当日、医療保険証と前日夜の体温測定値をご持参ください。接種対象者②の方は身体障害者手帳または診断書をお忘れになると接種できませんので必ずお持ちください。
完全予約制となります。2024年9月25日より予約受付開始します。
専用の問診票が必要となります。(当院にございます)
越谷市に住民登録がある方が対象となります。
予約なしで接種はできません。
令和6年10月1日(火曜日)~令和7年1月31日(金曜日)
インフルエンザの定期接種と同様の対象者になります。
越谷市に住所を有し、下記に該当する接種希望者
(1)接種日において65歳以上の人(65歳の誕生日の前日から受けることができます)
(2)接種日において60歳以上65歳未満であって心臓、じん臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に障がいがあり身体障害者手帳1級をお持ちの人、またはそれと同等の障がいをお持ちの人で医師の診断書がある人
上記以外の方は国と市からの補助がないため、自費となります。
3000円